蓼科高原の紅葉

今年の紅葉は例年に比べて遅れ気味でしたが、
ここ蓼科も10月後半から本格的に紅葉シーズンを迎えました。
初めに横谷観音から眺めた大滝周辺の紅葉です。


大滝周辺の紅葉(26日撮影)


横谷観音から見える裾野一面の紅葉と中央アルプスの峰々
(28日撮影)

続いて桜見山幹線道路からの紅葉です。
ここは環境整備5ヵ年計画で伐採をおこなったビューポイントです。
この日蓼科山は冠雪がとても美しく清々しい青空でした。


桜見山幹線道路から冠雪の蓼科山(28日撮影)

続いてこまくさ平から八ヶ岳の眺望を見に行きました。
こちらも空が澄んで天狗岳が望めました。


こまくさ平から八ヶ岳連峰の紅葉(28日撮影)

最後に乙女台や滝見平の紅葉の様子です。
特にドウダンツヅジの鮮やかな赤が印象的です。


横谷温泉付近のドウダンツヅジが真紅に染まっています。
(26日撮影)


滝見平の紅葉。黄色も鮮やかです。
蓼科の紅葉前線はこれから里へと降りて行くでしょう。
(28日撮影)

秋の果実を見つけよう!

紅葉も少しずつ降りてきたようなので、今回は秋の果実を探してみました。
先ずはヤマブドウ(山葡萄)を探してビレッジ敷地内を散策です。

標高1600mあたりでヤマブドウ林を発見。
山ぶどうはミネラル、特に鉄分を豊富に含む自然からの貴重な贈りものです。
地元では果実を収穫してワイン造りを楽しみます。

2番目は栗です。今年は天候不順の影響か収穫量が少なく、
割れ栗やサイズの小さな栗が多かったようです。

3番目は管理事務所の敷地内で撮影した地梨です。
地梨はバラ科のボケ属で正式には「草木瓜」、クサボケと言います。
実ができると、実の重みで地表近くにナシのような果実をつけます。
果実は柑橘系の匂いが漂い果実酒にして楽しむことが出来ます。

4番目は紅葉より一足先に山に彩りを添えてくれる「ナナカマド」です。
こちらは食用ではありませんが、真紅の実がとても印象的だったので撮影しました。
ナナカマドという和名は、”大変燃えにくく、7度竃(かまど)に入れても燃えない”ということから付けられたという説があります。

最後は八ヶ岳名物のコケモモ。(麦草峠)
コケモモはツツジ科の常緑小低木で高山帯に自生するとても貴重な植物です。
ピラタスロープーウェイの山頂売店ではコケモモを使った「コケモモ大福」が有名です。

麦草峠から「コケモモの庭」までは歩いて5分くらいです。

麦草峠の紅葉写真です。(10月11日撮影)
これから本格的に紅葉が降りてきそうです。

蓼科高原10月の小さな秋


?????????????? こぶし広場のもみじ

?9月下旬までは蓼科高原も真夏並みの暑さで秋はまだ先かと思っていましたが、
10月になると急に気温が下り始め、秋の気配が感じられる様になって参りました。

ビレッジ内では緑の林の中にもみじやうるしの葉が赤く色づき始めました。
緑と赤のコントラストがとても印象的です。

八ヶ岳の峰は高山植物の草紅葉が始まりました。麦草峠では裾野の緑色と尾根の紅葉の対比が一段と鮮やかになって参りました。


????????????????????????????? 麦草ヒュッテから

蓼科高原の秋はこの八ヶ岳の草紅葉に始まり紅葉前線が約1ヶ月かけてビレッジまで降りてきます。1ヵ月後のビレッジの秋が楽しみです。
(今年の紅葉は例年より遅くなりそうです。)

ビレッジの盛秋には、また蓼科日記でお伝えします。横谷峡の秋、4号カーブからの秋、桜見幹線の秋、落葉松林の秋等々を掲載する予定です。
お楽しみに・・・・

今年最大のキイロスズメバチの巣

8月初旬に「蜂の巣駆除に出かけました」というブログを掲載しましたが、今回は今年最大のキイロスズメバチの巣をレポートします。

今年は例年に比べて蜂の発生は少なかったようですが、それでも9月、10月は蜂の数も増え、巣も大きく育ち、活動が最も盛んになる時期です。

?
??????????? 大きさはサッカーボールの約2倍

この最大の蜂の巣が発見された場所はこぶし平です。
蜂は雨の当たらない風通しの良い場所に営巣します。


?????????? 戦闘態勢に入るキイロスズメバチ

女王蜂から生まれた「働き蜂」がどんどん増えて、この時期にはピークに達します。
写真でご覧のように巣の周りにも無数の蜂が群がっており、私達に気づいてスズメバチも警戒音を出し、戦闘態勢に入りました。非常に危険な状態です。

巣の撤去中、巣の外に出ていた数百匹のスズメバチが戻ってきて攻撃してきます。
後ろからも蜂が襲ってくるのでとても危険です。


?????????????????? 何とか無事に駆除成功!

何とか無事に駆除が出来ました。ベテランの湯田坂さんでさえ年に
何度もスズメバチに刺されてしまいます。まさに命懸けの作業と言えるでしょう。
(私も何度も蜂の巣駆除に同行しましたが、今回が一番恐怖を感じました。)


 ??????????????? 幼虫の入った6段の棚

ボールのような外の囲いを外すと中から6段の棚が出てきました。
白色の部分は蓋がされて幼虫がおり、穴が開いている部分は既に巣立って成虫として活動しています。


??????????????? 地中の巣は煙幕を使用します

その他、蜂の巣駆除には様々な方法があります。
蜂が巣を作る場所は地上だけではありません。


??????????この巣は岩と土の隙間にありました。

地中にも隙間があれば巣を作ります。
このような場合は土を掘り出して巣を取り除きます。


???????????????????????????? 屋根裏での作業

また屋根裏に巣を作った場合は、天井板を外し、作業を行います。暗闇での作業は足場も悪くより危険が伴います。

別荘地は大自然の中にあるため動植物たちとの共存は避けられません。
蜂もその一例です。
これから紅葉の時期に山荘を利用される際は、山荘到着時に軒天、戸袋、外壁の穴が開いているような場所など蜂が巣を作りやすいのでご注意下さい。
発見されたら、速やかに管理事務所へご連絡下さい

管理事務所 0266-67-2511

※ もし蜂に刺されたら、直ぐに水で洗浄し冷やして下さい。具合が悪くなった場合は速やかに救急車を呼んで下さい。

食欲の秋・実りの秋はキノコ狩り


???????? マツタケに似ているサマツ(オオツガタケ)

食欲の秋・実りの秋と言えばキノコ狩りです。
今年は厳しい残暑の影響で、キノコの発生が遅れ、収穫量も少ないと言われています。
しかし、これから地温が下り雨が降れば、本格的なキノコ狩りのシーズンを迎えます。
本日はビレッジ一番のキノコ採り名人、上原さん同行しました。


???????地面から顔を出したばかりのジコボウ

キノコ狩りの楽しみは、なんと云っても食べることにつきます。
そして天然のキノコは、その時期にしか口にすることの出来ないまさに旬の食べ物です。

また調理方法は様々で、味噌汁、鍋物、おろし和え、炊込み御飯、バタ-炒め、ホイル焼きなどがお勧めです。


<蓼科ビレッジ内で採集できるキノコの種類>
上原さんの話では9月~11月にジコボウ、サマツ、カヤザマツ、ホンシメジ、キシメジ、ムラサキシメジ、ホテイシメジ、チャナメタケなどが収穫できるといいます。

それでは本日採れましたキノコを皆様に紹介いたします。

◆◇ ジコボウ(ハナイグチ) ◇◆

ジコボウは、カラマツの林に生え、八ヶ岳周辺では、一番人気のきのことして地元の人たちに親しまれています。

特徴として、傘の色が濃い赤茶色で、柄が黄色くつばもはっきりしていて、表面にはヌメリがあります。

◆◇ オチョコダケ(ホテイシメジ) ◇◆

秋にアカマツやカラマツなどの林内に群生します。

酒を飲む時のおちょこに似ている姿から「おちょこだけ」などとも呼ぶ地域もあります。

◆◇ サマツ(オオツガタケ) ◇◆

この地方ではマツタケに良く似ているオオツガタケをサマツと呼びます。
?(一般に早期にできる松茸を早松と呼ぶ地方もありますが、こちらとは違います。)
このキノコは、松茸よりも美味しい!という人もいるくらいで、?代表的な食べ方は炊き込みご飯です。

このキノコを見つけるのは大変に難しいと言われます。

キノコ狩りのコツは場所、時期、探し方がポイントになり、それらは繰り返し経験し、回数を重ねることによってつかめるものです。
初めはキノコをよく知っている人に案内して貰い、教えて貰うのが一番の近道でしょう。


食べごろのサマツ(オオツガタケ)を収穫できました。

<毒キノコに注意!!>
毒キノコの中には、食べられるキノコとよく似た、専門家でも見分けのつきにくいものが多くあります。採集の注意としては・・・

①キノコに対し、知識を持った人と採取するようにしましょう。
②食べられるキノコとはっきりわかっているもの以外採らないようにしましょう。
③素人鑑別は危険です。
④本や図鑑の写真と実物では色の見極めは難しいと言われます。
⑤確実に食べられるキノコと分からないものは人からもらったり譲ったりしないようにしましょう。

<マナーを守りましょう。>
山にゴミを残さない、他人の敷地内には入らない。
?これらを守って、楽しい秋の味覚をお楽しみ下さい。