秋になると様々な植物が実をつけますが、今回は一際目を惹く植物を紹介いたします。
蓼科ビレッジ内でも秋になると必ず現れるのが写真の「マムシグサ」です。(地元では「ヘビマクラ」とも呼ぶそうです。)
北海道から沖縄まで幅広く分布し、春になると上図のように円柱状の葉をつけ、中には触れるとかぶれる液体が入っています。
蓼科では10月に入ると以下の写真のように、一際目立つ真赤な実をつけます。草全体に神経毒があり、誤って実を口に入れてしまうと、針で刺されたような激痛が走るそうです。
ただし、球茎の部分は「天南星」(てんなんしょう)と呼ばれる副作用の少ない生薬にもなるため、もしかしたらどこかでお世話になっているかもしれません。
多年草のため、放っておくと毎年現れます。根っこから掘り起こせば駆除できますが、上記のとおり草全体に毒があるため注意が必要です。