ビレッジ内の敷地を走っていると時々、道路の真ん中にサンダルやスリッパが転がっている風景を目にします。
通行中、誰かが落としたものでしょうか?
ご存知の方も多いでしょうが・・・・・
そうです。犯人はキツネ君です。
彼らは山荘の周りでサンダル、スリッパを見つけると、くわえて持ち去ってしまうと聞きます。
食べ物でもないのに・・・
彼らの遊び道具なのでしょうか?
そして、なぜか盗まれたサンダル達は「道路」に置かれているのです。
それにしても「これって本当にキツネ君の仕業なのでしょうか?」
私も、この目で実際に見たことはありません。(皆様はありますか?)
少し疑いの気持ちで管理事務所の高野さんに訊ねると、
「それじゃ、キツネの巣穴を案内しようか?」と誘われ好奇心旺盛な私は「お願いします!」と即答。
これがキツネ君の巣穴です。
ビレッジ敷地内の標高1550mくらいのところにありました。
石垣のように積み重ねられた岩穴が彼らの住処です。
周りには複数の岩穴があって、中でトンネルのようにつながっているようにも見えます。
どうやらこの場所はファミリーで生活しているのかも?
さらに巣穴の奥を覗いてみると・・・・
あれ?・・何と??
?サンダルやスリッパが並べられているではありませんか!
巣穴の入口から奥まで、まるでオブジェのように飾られているかに見えます。?
そういえば最近、子供に読んだ絵本を思い出しました。
ポカポカホテル(作:松岡 節 絵:いもと ようこ)という絵本です。
物語はママのスリッパをくわえて走るキツネを「ちょっとまて~」と追いかけて、トンネルを抜けると、そこは小さな動物たちが冬ごもりする「ポカポカホテル」。
とても不思議なホテルのお話です。
できることなら、彼らの会話を聞いてみたいものです・・・・・
( by アトム )