朝陽を浴びたクモの巣は
朝露で糸が光り輝いて美しい
【クモ】
クモは昆虫ではないので羽をもっていません
その代わりにもっているのが糸です
体を支えたり獲物を捕らえたり
糸を風になびかせて飛ぶこともできます
クモは生活の場で糸を作り出し
活用している生き物です
クモの巣の写真をいくつかご覧ください
昆虫の足は6本で体は「頭・胸・腹」の3つに分かれていますが
クモの足は8本で体は「頭・腹」の2つからなっているという違いがあります
大きなクモが出てきますので苦手な方はご注意ください
クモの足が8本、体は頭と腹ということがわかります
クモはお尻に糸を出す突起があり使い道に応じて数種類もの糸を出します
(カイコも糸を出しますが1種類だけです)
お腹の中にある粘液が突起から空中に出ると固まって糸になります
1番大きかったクモの巣
クモの糸に水滴がついて大きさや形までもハッキリと見ることができました
【クモの糸】
・網の中心から放射状に伸びているのがタテ糸です
・らせん状に巻いているのがヨコ糸です
網を移動するときにはタテ糸を利用し、獲物を捕らえるときにはヨコ糸を利用し
ます【ヨコ糸には、強力な粘液の固まり(粘着球)がついています】
クモの巣の中心に時々白い模様が入っているのを見かけます
今回撮影した中にもありました (上記2枚の写真の中央をご覧ください)
【白帯】と呼ばれているようです
クモの種類によって模様も違うようです
『クモが白帯を作る目的』
この飾りを作る糸はタテ糸ともヨコ糸とも性質が違っていて、昆虫が見ることが できる紫外線を中心に光をよく反射します
一説によるとこの目立つ飾りとクモの体の色や模様があいまって
人間ほど目のよくない昆虫からは花のように見えるのだそうです
最後にクモは糸をどうやって処理しているのでしょうか?
【網の回収】
クモは自分で出した糸を脚で全部丸め取って
団子状にまとめて食べてしまいます
クモの糸はタンパク質でできているので
次に巣を作るための栄養分にしているようです
クモが嫌いな方もいると思いますが
外で見かけたときには観察してみるのもいいかもしれませんね