新社屋建設工事は今月末の引き渡しに向け、最終段階です。
内装の工事は、ほぼ終了しており、駐車場の舗装工事も昨日完了しました。
7月以降は備品の搬入、移転の準備です。
引っ越しは7月13日、新規営業開始は7月14日です。
繁忙期直前の移転になります。
スムーズに移転できるようスタッフ一同、がんばっております。
フォッサマグナ・糸静構造線と蓼科高原
日本列島はどうやってできたのですか。
フォッサマグナ(大地溝帯)って何ですか。
糸魚川静岡構造線って何ですか。
これらは蓼科高原とどんな関係にあるのですか。
ビレッジの立地している蓼科高原の成り立ちについて興味は尽きません。
では少しだけ地学の世界へ足を踏み入れてみましょう。
日本列島の誕生
地球の始まりは大小の隕石どうしのぶつかり合いと結合で次第に球体へと成長しそして初期の地球はすべて海に覆われていたとか。その地球がマントルやプレートの運動によってマグマを海上に噴出させます。長い地球史上の間に幾度となく噴火と隆起を繰り返すことによって数多くの島を出現させやがては大陸へと成長していきます。日本列島はユーラシア大陸であったものが地殻変動によって太平洋側へと分離移動してできたものです。
フォッサマグナ(大地溝帯)
日本列島が大陸から移動する際に日本のほぼ中央部での大地殻変動によって折れ曲がり日本列島が東西に分断した当時の巨大な陥没地帯のことをフォッサマグナ(大地溝帯)といいます。大きな木の倒木に例えると写真のように折れ曲がった裂け目の箇所にあたります。
そのフォッサマグナ(大地溝帯)とは西側の糸魚川と静岡を縦に走っている窪地と一方東側は柏崎から千葉を線で結んだところの幅の広い地域を指します。ですから長野県と関東平野がフォッサマグナに囲まれていることになります。このことは地図をみることによって明瞭に理解できます。
糸魚川静岡構造線
糸静構造線はフォッサマグナの左端(西側)に位置し日本海から太平洋までの縦線の窪地です。この糸魚川静岡構造線は日本の屋根といわれるアルプス山脈と片方は美ヶ原・霧ヶ峰・八ヶ岳連山に挟まれています。アルプス山脈はプレートの活動により海底から褶曲と隆起を繰り返し成長した山体です。一方美ヶ原・霧ヶ峰・八ヶ岳連山は地殻変動で地層に割れ目ができそこから火山活動により吹き出した膨大な量のマグマが成長して造りあげた山体です。どちらも要因はユーラシアプレートと北米プレートの境目でのぶつかり合いが糸魚川から静岡までこのような壮大なドラマの現象を生じさせました。
(ところで糸魚川地籍にはいわゆる「糸魚川」という河川名は存在しません。実在する河川は「姫川」という名称です。)
糸静構造線の痕跡
では実際に当時の大地殻変動の痕跡を見ることができるのでしょうか。
・それは意外な所で発見することができます。茅野駅の南側から上原地区にかけて伸びている断層崖です。旧有料トンネルのあけぼの隧道はまさにこの糸静構造線の大断層をくり貫いたトンネルということになります。私たちはいつも何気なく通過していますが実は当時の大断層の痕跡のど真ん中を通っていることに驚きを隠せません。
・もう一つの痕跡はビレッジの夏山登山で登ったことのある八島ヶ原湿原の鷲ヶ峰や八ヶ岳の茶臼山からも構造線をまるごと観察することができます。普段の登山は頂上を制覇した達成感と頂からの眺望やパノラマの絶景美に浸ります。しかし目的を変えて眺めると諏訪方面から茅野・富士見を通り甲府方面へと窪地状に構造線が走っているのがはっきり確認できます。まさにこの究極の鳥瞰が糸魚川静岡構造線の痕跡であることが一目瞭然です。こうしていろいろな目的をもって登るのも登山の醍醐味の一つです。
これらの痕跡を目の当たりにすると日本列島を東西二分した地層の深さ6千m、幅100kmという巨大エネルギーのもの凄さを感じることができます。
蓼科高原の形成
では、ビレッジの立地している蓼科高原がどのように造られたのかを探ってしてみましょう。異なった二つのプレートの激突によって大地溝帯ができ、さらにそのエネルギーが構造線に沿って松本から富士見へと断層の亀裂を生じさせその弱った地層からマグマが地上へ噴出し日本でも例がない火山列山が出現しました。この八ヶ岳火山列群が火山期に膨大な量のマグマを溶岩流や火砕流として火口から流出させた結果、いわゆるこの火山地特有の広大な裾野が蓼科高原の形成というわけです。このようにしてできた蓼科高原の歴史を物語る大自然は私たちを魅了して止まない高原の雄大美にしばし時空を忘れさせてくれます。
糸静構造線の恩恵
こうした構造線は私たちの蓼科高原にどんな恩恵をもたらしてくれたのでしょうか。
・鉱物資源
構造線では地殻変動や火山によって貴重な鉱物を産出しました。糸魚川では蛇紋岩、蓼科では黒曜石。蛇紋岩を加工しヒスイ(翡翠)という宝石にして装飾文化を、黒曜石は加工して矢じりなど生活用具文化をそれぞれ縄文文化の中心として発展させました。それにしてもあの硬い岩石を加工してヒスイや矢じりにする高度の加工や研磨技術はすでに縄文時代に存在していたのです。
・交通手段
構造線を利用して発達したものには交通路線があります。戦国時代の塩の道、信玄の棒道。江戸時代の甲州街道。現代では国道、鉄道、高速道路、ビーナスラインの観光道路など。これらは全て糸静構造線を利用しているのです。今日の交通網は文化の発展、物流、人的交流、産業経済の利便性などに欠かせない重要な地形となっているのです。
・蓼科高原のリゾート地
蓼科高原のリゾート地は高原台地の冷涼な気象条件・観光資源の温泉・大自然の景観・交通の利便性・縄文時代からの歴史・御柱祭をはじめ高度な伝統文化の継承などこの恵まれた糸静構造線の地形の元で日本でも有数なリゾート地として素晴らしい発展を続けています。このようにフォッサマグナ・糸静構造線はこれら全てに大きく関わっているのです。これからもビレッジの立地しているこの素晴らしき蓼科高原の森と自然を育む台地の命を繋いでいくためにも自然環境の維持・整備・美観などあらゆる面での保全に心がけ、今度は私たち一人ひとりが自然環境保護家としてこの誇れる蓼科高原に恩返しをしていこうではありませんか!
参照
NHKプラネット「奇跡の惑星 地球紀行」 2022年1月1日
NHKブラタモリ「フォッサマグナと糸魚川」 2021年11月20日
あらあら いつの間にか・・・
新社屋建設工事(2022-5-20)
新社屋は6月末に完成予定です。
7月より事務設備の搬入・設置、引っ越し作業を順次行います。
新事務所での新規営業は、7月14日(木)
新事務所名称は、営業、グリーンヒルを含め、「蓼科ビレッジ管理センター」となります。
生き物クイズです
新緑の季節となりました。
今日は蓼科ビレッジ敷地内で見かけられる生き物クイズを2問出します。
皆様、是非チャレンジしてみてください。
問題は動画になってますので「クリック」して下さい。
注意:下にスクロールすると答えが出ますので、回答後に見て下さいね!
ヒント:水中で主に生活しています。サイズはとても小さくて、水が流れるところに生息しています。
ヒント:昼間にはあまり見かけませんが、たまに敷地内を歩いています。
穴に潜る習性があるようです。
<クイズ1問目の回答>
こんな流れのある場所で、年間水が枯れない場所ならビレッジ敷地内に沢山います。
判りましたでしょうか?
答えは・・・・・
クイズ1問目の正解はサンショウウオでした。可愛らしいですね!
種類はハコネサンショウウオでしょうか??
貴重な両生類です。
<クイズ2問目の回答>
穴に潜る動物は沢山います。
キツネ・タヌキ・ハクビシン・ウサギ・イノシシ・アナグマ・イタチ・テンなどなど・・・・・・・
さて、判りましたでしょうか?
答えは・・・・
アナグマでした。
タヌキと答えた方が多かったのではないでしょうか?
タヌキはもっと、「ずんぐりむっくり」してますよ。
全問正解の方は凄いです!!
2022年諏訪地域『桜』
例年に比べて今年の桜は開花から散るまでの期間が短かったように感じました。
↓ 4月14日(木)岡谷市横河川沿い 標高約760m
↓ 4月14日(木)下諏訪町一ツ浜公園 標高約760m
↓ 4月14日(木)諏訪市高島城 標高約767m
↓ 4月14日(木)諏訪市西山公園 標高約840m
↓ 4月14日(木)諏訪市宮川沿い(中洲地区) 標高約764m
↓ 4月14日(木)茅野市宮川沿い(高部地区) 標高約766m
↓ 4月16日(土)茅野市花蒔公園 標高約974m
↓ 4月24日(土)茅野市聖光寺 標高約1,225m
↓ 4月24日(土)茅野市蓼科ビレッジ別荘販売センター 標高約1,400m
湖の畔に咲く
里の桜も花を降し、葉に変わる時期になりました。
この前蓼科湖の散策道路を歩いた際、久しぶりにその姿を見ました。
水芭蕉(みずばしょう)の群生地です。
東屋近くの小川に幾つもの株から花を咲かせていました。
(自分の行った日は、見頃から少し外れてしまいましたが)
新社屋建設工事(2022-4-20)
新社屋完成まであと71日
外部はほぼ完成です。今後は、駐車場等の外構工事の仕上げになります。
内部は足場が撤去され、壁クロス等、内部の工事が進んでいます。
6月末に建物完成となり、新事務所での業務開始は7月中旬予定です。
ガズーレーシング2022
長野日報より
トヨタ・ガズーレーシング2022「八ヶ岳茅野」大会が昨日開催されました。新型コロナ感染症のため20年、21年は中止となり、3年ぶりの開催となりました。
林間コースのSSを終えた83台の車が、桜が咲き始めた別荘地内を駆け抜けていき、私たちの応援に手を振って笑顔で答えてくれました。
【御柱祭】
上社山出し
7年目ごとに開かれる諏訪大社の御柱祭りが4月2日(土)行われました。
1200年以上続く行事ですが、「木落し」「川越し」は中止となり、異例の形となりました
これまでは人の力だけで、およそ12キロの道のりを3日間かけて里に柱を曳いていきましたが、今回は新型コロナウイルス感染拡大防止から、長さ17メートルの柱を2本ずつトレーラーに乗せて運ぶため、ルートは広い道を通る形に変更されました。
本宮一がトレーラーに積まれ、いよいよ出発の時
御柱を載せ八ヶ岳エコーライン・槻木大橋を走り抜けるトレーラー
上川橋を通過する本宮一と前宮一の柱
鼓笛隊
【川越し】宮川の水をホースで 清めの水かけ
お清めの水から虹が???
山出しの終着点【御柱屋敷】
御柱屋敷に8本並ぶ
山から里へ。。。。1時間余りかけて運び込まれた柱は御柱屋敷に到着し
5月3日から始まる里曳きまで1か月間ここで過ごします
🌸 御柱屋敷に咲いていた桜 🌸