春の大雪とサンショウウオ

一昨日の夜から昨日の朝にかけて春の大雪が降りました。本日4月1日は
冷え込みが厳しく最低気温は零下7度まで下りました。

管理事務所では降雪量が15センチを記録していますが、湿った雪が重たく
樹木にかぶさっています。


春の雪は湿気を含み重さがあるため、樹木にかぶさると枝が折れることもあります。


道路では除雪作業を進めています。


桜見山幹線の様子です。蓼科山も雪景色に戻りました。


雪の中を散策していると桔梗ヶ丘の小川に小さな生き物を発見。
覗いてみるとサンショウウオです。大きさは4センチくらいです。

日本には小型サンショウウオが19種おり、見分け方は難しいとされています。
分布状況から「クロサンショウウオ」ではないかと思われます。

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撮影後、小川に戻すと冷たい雪解け水の中でしたが、とても元気で泳ぎまわっていました。

積雪の状況(3月19日現在)

蓼科は3月に入り最高気温が10度を超える晴天が続き、雪解けもかなり進んでいます。
今回は別荘地内の積雪及び道路の状況をお知らせいたします。
ビレッジのホームページで積雪状況がご覧いただけますが、広い別荘地内では区画ご
とに積雪量が異なります。
5月初旬までは雪が降ることもありますのでスタットレスタイヤ、チェーンをご用意いただ
くと安心です。
また、除雪した雪が道路脇に残っている場合もありますので、ご来荘される際には管理
事務所までお気軽にお問合せください。


滝見平付近
標高1150メートルの滝見平の道路には雪はほとんどありません。
国道299号の道路状況は良好です。しかし、日陰の部分には積雪が15センチくらい残っ
ています。
今後雪解けにより道路がぬかるむのでご注意ください。


管理事務所付近
舗装道路や日当たりの良い場所に雪はありません。
積雪量は20センチくらいです。


こぶし平テニスコート付近
こちらも道路は除雪済みで通行には支障はありません。
しかし道路脇には除雪した雪が約40~50センチ残っています。


しゃくなげ平付近
幹線道路にはご覧のように雪がありません。付近の積雪量は60センチくらいです。

春を告げる福寿草

蓼科はまだ雪が残っているものの春の訪れを感じさせる陽気になりました。
滝見平に下ると「福寿草」が咲いていました。


和名の由来は、初春に開花することから幸福と長寿を表し「福寿」の
名が当てられました。


管理事務所小川付近には座禅草が顔を出しています。
こちらも福寿草とともに、雪が解けるとすぐに見ることのできる花です。


座禅草の近くには春の山菜フキノトウが芽を出していました。


小川を覗くとクレソンも見つけることができました。


標高1300メートルの管理事務所にもすぐ近くまで春がやって来ました。

スノーシュートレッキング

本日はスノーシューを履いて「しゃくなげ平」を散策してみました。
積雪量は70センチくらいでしょうか・・・


真っ青に晴渡り最高のスノーシュー日和です。
スキー経験はまったく必要なく、日常では立ち入ることの出来ない雪の世界を
満喫することができます。

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左スノーシュー、右カンジキでそれぞれ特徴が違います。
歩行のみを考えると、スノーシューの方が歩きやすくできています。
?しかし後ろに下がったり斜面を下ったり、狭いところは苦手です。
その点カンジキは、そのような歩行も狭いところも難なくこなせます。?

カンジキは、日本の里山のような山間部を上から下に縦横無尽に
駆け巡り狩猟するようなスタイルには一番適した形状だと思います。


雪の森を歩くと様々な発見があります。春を待つ新芽や、動物の足跡等々・・・


春を待つ新芽たち

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誰も踏み入れていない新雪は本当に「気持ち良い~!!」
真ん中から顔を出しているのが蓼科山です。

スノーシュートレッキングは5月の連休まで楽しめますので是非皆さん試されて
みてはいかがでしょうか。

<スノーシューがレンタルできる場所>
ロッジ満点星(TEL 0266-67-3100)
蓼科・八ヶ岳国際自然学校(TEL 0266-67-1115)


蓼科ビレッジ夏祭り恒例「夏山ハイキング」の案内人です。
次回はお奨めのコースを皆様にご紹介したいと思います。

上川の白鳥

諏訪湖に流れ込む「上川」にシベリアから白鳥(コハクチョウ)が飛来する
観察スポットがあります。
場所は諏訪インタ-の近く、通称上川通勤バイパス沿いの河川敷です。


白鳥が初めて上川に飛来したのは今から16年前です。
今冬は数が少ないようですが、過去には最高で600羽の白鳥が飛来
したとのことです。


観察スポットは整備され、管理小屋では焼き芋なども販売しており多数の
車が駐車できるようになっています。


「上川白鳥の会」の方々が管理される小屋から餌の食パンを買って川に
投げると白鳥と鴨がすごい勢いでパンに集まり争奪戦が始まります。


6年前から白鳥を見守り続けている「上川白鳥の会」会長の塩澤さんです。
保護活動は全てボランティアで運営されています。


昨年11月に飛来した白鳥もそろそろ北へ帰る準備を始めています。
昨冬は比較的暖かかったので2月26日に飛び立ってしまいましたが
今冬は寒さが厳しいのでもうしばらく上川にいるかもしれません。

白鳥の北帰行のコースはここ上川から松本の犀川⇒新潟⇒青森⇒
北海道⇒シベリアのルートです。


不思議なことに白鳥が北帰行する時には必ず上空を3回旋空するとのことです。
今年の北帰行前に一度見学に行かれてみてはいかがでしょうか?

横谷峡の大滝とおしどり隠しの滝

横谷峡にある「大滝」と「おしどり隠しの滝」を ご紹介させていただきます。


「大滝 」は 横谷観音展望台の上からも望むことができますが、さらに下り坂を
?降りると10分ほどで「大滝」が間近に見える展望台に行けます。?
(急斜面になっているので滑ったり足を痛めたりしないよう注意しましょう。)?


さらに上流には「おしどり隠しの滝」を見て、「奥蓼科温泉郷」と呼ばれる
明治温泉・渋川温泉までのトレッキングコースもあります。


「おしどり隠しの滝」は明治温泉の直ぐ下にあります。

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明治温泉の上から見た氷瀑。 「輝く氷のオフジェ」がまるで塔のように見えます。?


空の色に溶け込むような白と青のコントラストがとても奇麗でした。?


帰り道に鹿のファミリーと出会いました。

横谷峡の氷瀑

1月の大寒を過ぎてから諏訪湖はようやく全面結氷しました。
紅葉の名所「横谷峡」も冬季は山からしたたり湧いた水滴などが、
凍りながら昼夜の寒暖差により成長し、見事な氷の芸術になる
「氷瀑」の名所となります。


乙女滝の氷瀑です。氷柱がかなりの高さに伸びていました。


横谷温泉旅館裏の遊歩道を滑りながら、10分歩くと先ずは「霧降の滝氷瀑」
さらに登ると「屏風岩氷瀑」があります。


「霧降の滝氷瀑」この氷瀑はホースで川の水を放ち、凍らせたもの。


「屏風岩氷瀑」こちらは天然の氷瀑です。

雪景色

今冬は雪が少なく晴天続きでしたが、1月23日と24日にまとまった
雪が降りました。
滝見平も写真の通り銀世界に変わりました。

(滝見平 1月24日撮影)

管理事務所は雪景色となり、積雪量も25.3センチになりました。

(管理事務所 1月24日撮影)

除雪車もフル回転しました。

(管理事務所下 1月24日撮影)?
(しゃくなげ平 1月24日撮影)

週末は蓼科山も雪化粧で望めました。

(桜見山 1月25日撮影)

その後、今日までは晴天が続きましたが、気温は最低気温が
連日零下15度と厳しい寒さが続いています。?
(こぶし平 1月28日撮影)

写真はヒメネズミの足跡だと思われます。
動物たちもこの寒さの中どうやってエサを探しているのでしょうか?

どんど焼き

1月13日に「どんど焼き」が行われました。
どんど焼きとは日本各地で行なわれる小正月の火祭りです。
どんどさん、どんどん焼、さんくろうなどともいいます。お正月に使った
門松やしめ縄、だるま、お守りなどを持ち寄って焼きます。

場所は国道299号沿いの滝見平から少し下った広場にて行われました。

参加者も近隣住民、ビレッジの定住者の方々など約40名が集まり、無病
息災を祈願しました。

暖冬の新年

2008年は暖冬の兆しでしょうか?
年明けから晴天が続き、管理事務所の周辺は写真の通り雪が所々残って
いる程度です。
観測記録も平年と比べると暖かい日が続き、最高気温は5度まで上がる
日もありました。しかし、朝晩の冷え込みは例年通り零下10度近くになる
こともあり、道路は凍結しますので注意が必要です。

この時期氷瀑で有名な乙女滝は写真の通り氷瀑は見られません。
氷瀑とはしたたり落ちる水滴が、凍りながら昼夜の寒暖差により成長し、
見事な氷の芸術になるものです。

管理事務所としては除雪出動の回数が少なくありがたいのですが、地球
温暖化の影響も気になるところです。