謹賀新年

謹んで新春のご挨拶を申し上げます。

皆様のお蔭をもちまして、無事に新年を迎えることができました。
元旦の蓼科は曇りでしたが2日は素晴らしい天候に恵まれ、落葉松の枝に
積もった雪の結晶が鮮やかでした。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます (蓼科ビレッジスタッフ一同)


しゃくなげ平付近 標高1750m(1月2日撮影)


国道299号 標高1800m付近(1月2日撮影)

雪の上に残った野生動物の足跡

ビレッジの別荘地内にはたくさんの野生動物が生息
しています。
しかし野生動物の多くは夜行性のため昼間はめった
に出会うことはできません。
雪の降った後は野生動物たちの足跡が残ります。
雪の上に残った足あとから、動物の種類を探って
みましょう。

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ウサギの足跡(しゃくなげ平)

ウサギの足跡は一番わかりやすい足跡です。
横に並んでいる二つの足跡が後ろ足、縦の二つが前足です。
うさぎは前足をついたあと後足を広げて前に出るため後足の
足跡が前につきます。
ビレッジの別荘地内のうさぎは年々減少しています。??

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ホンドリスの足跡(朝日ヶ丘)

可愛らしい爪あとが残っていました。
ウサギの足跡に比べるとひと回り小さく、前足と後足の
足跡が並んで残っています。

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ニホンジカの足跡(しゃくなげ平)

ヒズメが二つあるのでシカの足跡もわかりやすい足跡です。
体重が重いので雪の中に食い込んでいます。
シカは近年増加傾向にあり昼間でも比較的簡単に見かけ
ることが出来ます。

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キツネの足跡(白樺平)

キツネの足跡はほぼ一直線に続いており、シカと比べると
歩幅が短いのが特徴です。
ビレッジの別荘地内では近年キツネが増えてきています。

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テンの足跡(桜見山)

両足を揃えるのが特徴で、テンは見かけることが難しい
動物で、写真はテンと思われますが、イタチも同じ歩行
なので見分けることは困難です。
地元猟師の方に伺ったところ、「この付近ならテンでし
ょう」とのことでした。

ビレッジの別荘地内にはご紹介した他にも様々な
動物が生息しています。
足跡の観察も冬の風物詩としてお楽しみください。

冬季の準備は完了!!

蓼科高原もいよいよ雪のシーズンが到来です。
この時期はビレッジ敷地内に除雪車が出動します。
様々な除雪車両がありますのでご紹介させていただきます。


ランドクルーザー(2台)
スタッドレスタイヤに履き変え、雪を掻く「ハイド板」を取付けて準備完了。
機動力のあるランドクルーザーは様々な場所で活躍します。


いすずエルフ(2トンダンプ)
パワーを活かして主に幹線道路などに使用されます。


トラクターにハイド板を設置した「ホンダマイティー」
こちらは小回りが効き、主にマンション周りの除雪に使用します。


大型除雪機(WADO SS304)
各除雪車で道路に寄せた雪をこの大型除雪機で遠くへ雪を飛ばして
道路幅を確保します。


グレーダー 一番パワーのある除雪車です。
車両の中央に雪を掻くハイド板が付いています。
この除雪車は大雪の場合や幅の広い道路(幹線道路、準幹線道路)
などで活躍します。

これから本格的な積雪シーズンに備え、管理事務所では準備万端です。

管理事務所の気象観測記録

ホームページの中段右に「今日の蓼科」として気象観測記録が掲載されて
おりますが、皆様ご存知でしょうか?

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気象観測は管理事務所の敷地内で行い、今日の天気、現在気温(AM9時現在)、
最低気温、前日最高気温、降水量、降雪量、積雪量を掲載しています。

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?気象観測データは1989年5月から現在まで18年間毎日記録しております。

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温度計で現在気温(AM9時)、前日の最高気温、当日最低気温を計測します。

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缶に溜まった雨水をシリンダーに移して降水量を計測します。

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降雪量と積雪量はこの目盛りで計測します。
今後、雪が降ったら測量方法を紹介いたします。

さて、地球温暖化が進んでいると言われておりますが、蓼科の直近3年間の1月と
8月の気象データを比べてみました。

2005年 管理事務所 観測標高1325m

気 温

1月

8月

最高気温

4℃

29℃

最低気温

-14℃

11℃

平均気温

-4.72℃

20.22℃

2006年 管理事務所 観測標高1325m

気 温

1月

8月

最高気温

7℃

28℃

最低気温

-16℃

11℃

平均気温

-5.14℃

20.75℃

2007年 管理事務所 観測標高1325m

気 温

1月

8月

最高気温

4℃

28℃

最低気温

-13℃

15℃

平均気温

-3.25℃

20.47℃

上記3年間の時系列データからは温暖化の傾向を明確に読み取ることは
できませんでした。

これから蓼科は雪の季節を迎えますので年末年始にご来荘される際は
足元に十分お気をつけください。

蓼科から望む冠雪のアルプスと八ヶ岳連峰

11月後半に入り落葉樹の葉が落ちて、木々の間からアルプスや
八ヶ岳の素晴らしい眺望が望める季節となりました。
皆様も是非現地でご堪能ください。


こぶし平からの北アルプス(穂高、大キレット、槍ヶ岳)


こぶし平からの木曾御岳山


4号カーブからの南アルプス(北岳、甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳)


こまくさ平からの八ヶ岳(西天狗岳 東天狗岳)


桜見山幹線からの蓼科山

蓼科ビレッジ環境整備事業 <その3>

11月13日に十文字幹線の上水道本管・道路本舗装工事が終了し
開通いたしました。
工事区間は十文字平92号~十文字平251号です。

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写真では十文字平92号より坂道を登りながらご紹介させていただきます。

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十文字平92号より登り方面

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十文字平126号十字路

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十文字平177号十字路

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止水エース(十文字177号十字路の右側)
舗装道路と砂利道に高低差がある場合は雨水処理の為「止水エース」
?というゴム製のバリケードが各所に設置してあります。
「止水エース」は雨の際、砂利の流出を防ぐことが出来ます。

※「止水エース」は鉄板のように見えることがありますが、ゴム製のた
め、車で通行の際も支障はございません。

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十文字平227号から登り方面
U字溝は十文字幹線に計3箇所、雨水処理のため設置しました。

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十文字平251号のT字

工事期間中はメンバーの皆様のご協力をいただき大変ありがとう
ございました。
痛んだ道路も綺麗に舗装され、メンバーの皆様に快適にご利用い
ただければ幸いです。
?なお、十文字配水地も近日中に完成する予定です。

今後も引き続き蓼科ビレッジ内の環境整備事業を進めて参ります。

晩秋の蓼科

唐松の紅葉が美しい晩秋の蓼科です。
雑木は落葉が多くなりましたが、今年の唐松の色付きはとても鮮やかです。

唐松の紅葉は写真では伝えづらいのですが、
薄緑から黄色そして少し赤みのかかった茶色へ変化していきます。

4号カーブの唐松林

桜見山幹線道路からの蓼科山です。
前回掲載した紅葉の様子とは雰囲気も違います。

こまくさ平からの八ヶ岳連峰。
東天狗岳、西天狗岳が良く見えました。

蓼科高原の紅葉

今年の紅葉は例年に比べて遅れ気味でしたが、
ここ蓼科も10月後半から本格的に紅葉シーズンを迎えました。
初めに横谷観音から眺めた大滝周辺の紅葉です。


大滝周辺の紅葉(26日撮影)


横谷観音から見える裾野一面の紅葉と中央アルプスの峰々
(28日撮影)

続いて桜見山幹線道路からの紅葉です。
ここは環境整備5ヵ年計画で伐採をおこなったビューポイントです。
この日蓼科山は冠雪がとても美しく清々しい青空でした。


桜見山幹線道路から冠雪の蓼科山(28日撮影)

続いてこまくさ平から八ヶ岳の眺望を見に行きました。
こちらも空が澄んで天狗岳が望めました。


こまくさ平から八ヶ岳連峰の紅葉(28日撮影)

最後に乙女台や滝見平の紅葉の様子です。
特にドウダンツヅジの鮮やかな赤が印象的です。


横谷温泉付近のドウダンツヅジが真紅に染まっています。
(26日撮影)


滝見平の紅葉。黄色も鮮やかです。
蓼科の紅葉前線はこれから里へと降りて行くでしょう。
(28日撮影)

蓼科ビレッジ環境整備事業 <その2>

前回(9月14日)のブログと蓼科ビレッジニュース(No.126号)で
お伝しております十文字幹線道路工事について、進行状況を
お知らせします。

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十文字幹線工事の様子です。
本管を埋設し、不要な土を取り除き砂利を敷きます。

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転圧機で道路を固めます。


更に数回の填圧で道路を固め、4層の砂利を敷いて下地を作り
舗装道路にします。

作業状況は順調に進んでおり、11月中旬頃に完成予定です。

工事残土はこぶし平テニスコートクラブハウス裏の空き地に
運んでいます。
空き地はビレッジニュースでお知らせしましたように広場として整備しています。

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こぶし平テニスコートクラブハウス裏を整地中

次に十文字平251交差点(T字)の十文字平配水池環境整備工事です。

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工事前の十文字平配水池(十文字251交差点)


現在の十文字平配水池改装状況

十文字配水池は古い施設だった為、
上水道本管敷設替え工事に伴い併せて全面改装しています。


配水池の中の写真です。
ここには約150トンの飲料水を貯めることができます。
(普段は中に入ることはできませんがこの機会に入ってみました。)

?ここから上水道本管として十文字幹線道路の下を通り、
枝管となって各区画へ水を供給します。

メンバーの皆様には期間中、迂回通行や工事の騒音等の
ご迷惑をお掛けしますが、何卒ご理解、ご協力をいただきますよう、
宜しくお願い申し上げます。
(尚、土日、祭日は工事を休止しております。)

秋の果実を見つけよう!

紅葉も少しずつ降りてきたようなので、今回は秋の果実を探してみました。
先ずはヤマブドウ(山葡萄)を探してビレッジ敷地内を散策です。

標高1600mあたりでヤマブドウ林を発見。
山ぶどうはミネラル、特に鉄分を豊富に含む自然からの貴重な贈りものです。
地元では果実を収穫してワイン造りを楽しみます。

2番目は栗です。今年は天候不順の影響か収穫量が少なく、
割れ栗やサイズの小さな栗が多かったようです。

3番目は管理事務所の敷地内で撮影した地梨です。
地梨はバラ科のボケ属で正式には「草木瓜」、クサボケと言います。
実ができると、実の重みで地表近くにナシのような果実をつけます。
果実は柑橘系の匂いが漂い果実酒にして楽しむことが出来ます。

4番目は紅葉より一足先に山に彩りを添えてくれる「ナナカマド」です。
こちらは食用ではありませんが、真紅の実がとても印象的だったので撮影しました。
ナナカマドという和名は、”大変燃えにくく、7度竃(かまど)に入れても燃えない”ということから付けられたという説があります。

最後は八ヶ岳名物のコケモモ。(麦草峠)
コケモモはツツジ科の常緑小低木で高山帯に自生するとても貴重な植物です。
ピラタスロープーウェイの山頂売店ではコケモモを使った「コケモモ大福」が有名です。

麦草峠から「コケモモの庭」までは歩いて5分くらいです。

麦草峠の紅葉写真です。(10月11日撮影)
これから本格的に紅葉が降りてきそうです。